2026年5月4日(月)夜11時56分放送のTBS系「クレイジージャーニー」に、24年間一度も日本に帰らず、人力だけで世界一周を目指し続けている男・岩崎圭一さんが登場します。
所持金わずか160円で日本を飛び出し、自転車と手漕ぎボートだけで60カ国以上を巡ってきた岩崎さん。イギリスの人気オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」では日本人初のゴールデンブザーを獲得し、さらに手漕ぎボートで大西洋6200kmを106日間かけて横断するという離れ業まで成し遂げています。
MCの設楽統さんが「人類最強じゃない?」と驚愕したその半生を、この記事ではわかりやすくまとめました。放送前の予習として、ぜひ気軽に読んでみてくださいね。
岩崎圭一(クレイジージャーニー)は何者?プロフィールと24年の足跡
プロフィール(年齢・出身・旅の始まり)
岩崎圭一さんは1972年9月20日生まれ、群馬県前橋市出身のマジシャン・冒険家です。2026年現在、53歳。父親が小さなダクト製造会社を営んでおり、中学生の頃から家業を手伝わされていたそうです。「友達が遊んでいるのに、自分だけ仕事。とにかく『働く』ということに対して印象が悪かった」と本人は振り返っています。
大学卒業後は実家の仕事を手伝っていましたが、28歳の時に「お金よりも自由な時間が欲しい」という気持ちを抑えきれなくなり、なんと所持金わずか160円で東京・新宿に向かい、ホームレス生活を始めます。クレジットカードも持たず、本当に160円だけ。「お金の大切さがわかれば考えも変わるかもしれない」という思いもあったそうですが、2カ月のホームレス生活を経て「意外と生きていける」と実感。そこからヒッチハイクで日本一周を果たし、翌2002年に知人からフェリーのチケットを譲り受けて韓国へ渡りました。
以来、2026年現在に至るまで24年以上、一度も日本に帰国していません。訪れた国は60カ国以上にのぼります。
旅のルールは「人力移動」と「定職に就かない」
岩崎さんの旅には明確なルールがあります。番組予告でも紹介されていた3つのルールが、旅に24年もかかっている理由です。
まず「移動はすべて人力」であること。陸地は自転車(しかもママチャリ)、海は手漕ぎボートで移動します。飛行機やエンジン付きの乗り物は使いません。ママチャリにこだわる理由は「特別な自転車でなくても、強い意志があればどこまでも行ける」ことを証明したいからだそうです。
次に「定職に就かない」こと。お金は路上での大道芸(マジック)で稼ぎます。「ひと様のお財布から直接いただく」というのが岩崎さんの流儀で、雇われて働くことはしません。日常会話レベルであれば10カ国語を話せるといい、世界各地の路上でマジックを披露しながら旅の資金を得ています。
そして3つ目が「気になるところはすべて寄り道する」こと。この寄り道精神こそが、旅を24年間に引き延ばしている最大の理由です。
なぜ24年も日本に帰らないのか?帰国しない「3つの理由」
① 気になるところはすべて「寄り道」する精神
岩崎さんの旅は、目的地に最短で到着することを目指していません。むしろ、道中で「気になる場所」があれば必ず立ち寄り、現地の人とじっくり交流することを大切にしています。
インドを旅した時も、北のベナレスから東のコルカタ、西のムンバイやゴア、南のバンガロール、チェンナイを経て最南端のカニャクマリまで、とにかく隅々まで巡りました。一般的なバックパッカーのように「国に入ったらゴール」ではなく、ひとつの国にじっくり滞在するスタイル。当初は「30歳までに帰ろう」と思っていたのに、世界の広さと面白さに引き込まれて、気がつけば24年が経っていたというわけです。
② 自分の力だけでどこまで行けるかという挑戦
「人力」にこだわる理由について、岩崎さんはこう語っています。「人力というのは、国とか経済状況とか関係なく、すべての人に平等にある力。飛行機は経済力に差があると使えないけれど、人力なら誰もが持っている」。
座右の銘は「意志あるところに道はある」。この言葉を人類にわかりやすく証明するために、あえて所持金160円からスタートし、エンジンも帆も使わず、自分の身体だけを動力にして地球を一周するという壮大な挑戦を続けています。途中で日本に帰ることは、岩崎さんにとっては「世界一周という円が途切れてしまう」こと。円を途切れさせずに描き切りたいという強いこだわりが、無帰国を続けている大きな理由です。
③ 世界中に友人ができ、どこでも生きていける自信
24年の旅を通じて、岩崎さんは世界中にかけがえのない友人を得ました。「世界を巡ってみて、『人間ってけっこう一緒だな』『人間ってみんな温かいな』という印象が強くあります。笑顔で向かえば世界は優しいんです」と語る岩崎さんにとって、地球そのものが「ホーム」になっているのかもしれません。
もちろん差別的な言葉を投げかけられたり、危険な目に遭ったこともあるはず。しかし「悪いトラブルはあまり記憶に残らず、いいトラブルしか覚えていない」というのが岩崎さんの答え。この底抜けのポジティブさが、24年間の旅を支えている原動力なのでしょう。
イギリス版『ゴットタレント』で日本人初のゴールデンブザー!
伝説のマジック「指輪の空中浮遊」で会場が熱狂
岩崎さんの名前が世界に知れ渡るきっかけとなったのが、2022年5月のイギリス版「ブリテンズ・ゴット・タレント(BGT)」への出演です。
ステージにはなんとママチャリで登場。ドラゴンボールのようなユーモラスな動きと、親しみやすい英語のトークで客席を笑わせた後、トランプを空中に浮かせるマジックで会場を驚かせます。そしてクライマックスでは、指輪をゆっくりと空中に浮遊させ、審査員アリーシャ・ディクソンの指にすっと収めるという鮮やかな演出。会場は割れんばかりの拍手に包まれました。
審査員たちが評価する中、突然舞台裏から司会者のアント&デックが現れ、ゴールデンブザーを押下。ゴールデンブザーとは、各審査員がシーズン中に1回だけ使える「準決勝への一発通過ボタン」で、まさに「運命を変えるボタン」と呼ばれるものです。日本人がこのボタンを獲得したのは、番組の歴史上初めての快挙でした。
この映像は公式YouTubeで1日200万再生、2日で350万再生を突破。Facebookでは最終的に2.5億回以上再生されるという凄まじい反響を呼びました。
実はBGTの前にも、2015年にイタリアの路上でスカウトされて「イタリアズ・ゴット・タレント」に出演し、その後スペイン版にも出演して決勝まで進出するなど、ヨーロッパでは知る人ぞ知る存在でした。これまでにイタリア、スペイン、ブルガリア、ドイツ、イギリス、アメリカ、チェコ、ルーマニアと、なんと8カ国のゴット・タレントに出演しています。
出演の目的は「ボートを買うための資金集め」だった!?
驚くのは、岩崎さんがBGTに応募した動機です。有名になりたかったわけでも、芸能界デビューを狙ったわけでもありません。「手漕ぎボートで大西洋を横断したい。そのためのボート代(約400万円)を稼ぎたかった」というのが本当の理由でした。
当時はコロナ禍の影響で路上パフォーマンスができず、収入がゼロになっていた時期。そこで賞金のあるオーディション番組に活路を見出したのです。テレビ出演すら旅の資金を得るための「手段」に過ぎないという無欲さが、岩崎さんの魅力をさらに際立たせています。
衝撃のサバイバル!手漕ぎボートで「大西洋6200km」を横断
106日間の海上生活…悪天候と食糧不足との戦い
ゴールデンブザーの反響をきっかけに支援が集まり、岩崎さんはスコットランドで中古の手漕ぎボートを購入。2023年1月14日、ポルトガルのラゴスからいよいよ大西洋横断に出発しました。
しかし、出航直後からトラブルの連続でした。出航6日目にバッテリーが故障し、予定外のモロッコに緊急着岸。バッテリーを求めてスペイン、さらにはロンドンまで往復するはめになります。ようやく修理を終えてモロッコを再出発し、カナリア諸島に到着したのは3月14日。ここでも食糧庫への水漏れが発覚し、修理のために足止めを食らいます。
カナリア諸島を出港したのは4月6日。ここからは寄港地のない本当の大西洋横断が始まります。たった一人、エンジンも帆もない手漕ぎボートで、悪天候や食糧不足と戦いながらひたすら漕ぎ続ける日々。そして2023年6月23日、南米スリナムのパラマリボに到着。ポルトガル出航からの合計日数は106日、距離にしておよそ6200kmという、途方もない大西洋横断を見事に成し遂げました。
死の淵から生還した「豪運」のエピソード
大西洋横断では、バッテリー故障だけでなく、ソーラーパネルの不具合、さらには命綱ともいえる浄水器の故障まで発生しています。海の上で真水が作れなくなるということは、そのまま命に関わる事態です。
しかし岩崎さんは、ひとつひとつの問題を冷静に、そして粘り強く乗り越えていきました。本人は「あまり悪いトラブルは記憶に残らない」とさらりと言いますが、番組でもこの106日間の壮絶なエピソードが紹介されるはずです。MCの設楽統さんが「人類最強じゃない?」と驚いたのも納得の「豪運」と「鉄の意志」の物語です。
ちなみに大西洋横断以前にも、岩崎さんはインドの海抜0mから人力のみでエベレスト山頂(8848m)に登頂したり、手漕ぎボートでガンジス川を35日間かけて下って海まで到達したり、カスピ海を21日間で横断したりと、数々の偉業を成し遂げています。
岩崎圭一の現在は?ロサンゼルスからの最新情報
世界一周のゴールはいつ?今の居場所をチェック
番組ではロサンゼルスから中継で登場する岩崎さん。2026年現在、人力世界一周の「最終章」に入っています。
大西洋横断後は南米から中米へと北上し、2026年1月にはメキシコに滞在。その後、自転車でアメリカ国境を越えてロサンゼルスに到着しています。
そして次なる挑戦は、なんと「手漕ぎボートでの太平洋横断」。サンフランシスコからハワイを経由して日本を目指すという壮大な計画で、距離は約8000km以上、所要期間は半年以上を見込んでいます。日本人による太平洋の手漕ぎ単独横断はまだ誰も達成しておらず、成功すれば歴史的な快挙となります。
この最後の冒険を実現するために、岩崎さんは現在CAMPFIREでクラウドファンディングを実施中。目標金額は1200万円で、船体のメンテナンスや輸送、衛星通信機器の導入などに充てる計画です。2026年6月頃の出航を予定しており、すべてが順調に進めば2027年初頭に日本南部への到着を目指しています。
25年ぶりに日本の土を踏む瞬間、そしてずっと待ち続けてくれている群馬のご両親との再会。その日が近づいていると思うと、胸が熱くなります。
SNSでの反応:視聴者が受けたインパクト
番組の予告が公開されると、SNSではさっそく大きな反響が起きています。「24年間帰国しないってスケールが違いすぎる」「手漕ぎボートで大西洋横断って本当に人間にできることなの?」「ゴールデンブザーを取った理由がボート代のためって最高すぎる」といった驚きの声が多数寄せられています。
岩崎さんのX(旧Twitter)アカウント「@bikeandmagic」やInstagram「@keiichi_iwasaki」では、旅のリアルタイムな様子が発信されていますので、気になった方はぜひフォローしてみてください。
まとめ:岩崎圭一の生き方が教えてくれる「自由」の定義
所持金160円で日本を飛び出した28歳の青年は、24年の歳月をかけて60カ国以上を巡り、エベレストに登り、ガンジス川を下り、大西洋を手漕ぎで渡り、ゴット・タレントで世界を熱狂させました。そのすべてが「人力」と「意志」だけで成し遂げられたものです。
岩崎さんが旅を通じて体現し続けているメッセージは、座右の銘である「意志あるところに道はある」。お金も地位も肩書きもなくても、強い意志と笑顔さえあれば世界のどこでも生きていけるということを、その背中で証明し続けています。
「クレイジージャーニー」の放送は2026年5月4日(月)夜11時56分からTBS系にて。放送後はTVerでの見逃し配信も予定されています。人力世界一周の最終章に差しかかった岩崎さんの物語、ぜひリアルタイムで見届けてください。そして太平洋横断への挑戦を応援したい方は、CAMPFIREのクラウドファンディングページもチェックしてみてくださいね。


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