【知られざるガリバー】アイチコーポレーションは高所作業車で災害復旧を支えるトヨタ系優良企業!中澤社長の想いとは?

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2026年4月25日(土)放送のテレビ東京系列「知られざるガリバー~エクセレントカンパニーファイル~」に、高所作業車の国内最大手・アイチコーポレーションが登場します。「高所作業車って何?」と思った方もいるかもしれませんが、実は電線の工事や台風・地震のあとの復旧作業など、私たちの暮らしに欠かせない”縁の下の力持ち”のような存在なんです。

この記事では、アイチコーポレーションがなぜ「知られざるガリバー」と呼ばれるのか、その驚きのシェアや技術力、中澤俊一社長の経歴、そして働く環境や年収まで、最新情報をもとにわかりやすくお伝えしていきます。


【知られざるガリバー】に登場「アイチコーポレーション」とは?

アイチコーポレーション(証券コード:6345)は、高所作業車や穴掘建柱車といった特殊な作業車両をつくっている東証プライム上場の企業です。本社は埼玉県上尾市にあり、群馬県内にも新治・伊勢崎・高崎と複数の製造拠点を構えています。

その歴史は1962年(昭和37年)まで遡ります。創業者の鈴木作次郎氏が名古屋市に「愛知車輌株式会社」を立ち上げたのがはじまりです。実は鈴木氏が会社をつくったきっかけには、衝撃的な原体験がありました。幼い頃、配電線の工事中に感電した作業員が火の玉のようになって落下するのを目の前で見てしまったのです。「機械の力で、人の命を守れるはず」——その強い想いが、アイチコーポレーションの出発点になりました。

ちわわん
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私たちのために命がけで作業してくれる人が、安全に作業できるようになるようにという創業者の想いがあったんですね!

1965年には高所作業車の第1号機を完成させ、1992年に現在の社名「株式会社アイチコーポレーション」に変更。2002年には豊田自動織機と業務資本提携を結び、翌2003年に同社の子会社に。以来、トヨタグループの一員として着実に成長を続けてきました。

そして2025年3月、新たな動きがありました。伊藤忠商事と資本業務提携を締結し、豊田自動織機との親子上場を解消する方向に舵を切ったのです。伊藤忠は議決権ベースで約27%を取得し、さらに2026年4月には追加出資で最大33%超まで拡大する見通しとなっています。海外市場の開拓やサービスの強化を一緒に進めていく、まさに新しいステージの幕開けです。

2025年3月期の連結売上高は約593億円。従業員数は約1,000名超で、2026年には群馬県玉村町に高崎工場を新設し、生産能力を約4割も増やす計画が進行中です。


驚異の国内シェア7割!アイチコーポレーションがガリバーな理由

アイチコーポレーションが「知られざるガリバー」と呼ばれる最大の理由——それは、高所作業車の国内シェアでダントツのトップを走っていることです。累積販売台数は2012年時点で20万台を突破しており、まさに業界のガリバー的な存在です。

「高所作業車」と聞いてもピンとこないかもしれませんが、実は私たちの生活のあらゆるところで活躍しています。電力会社の電線工事、通信ケーブルの整備、ビルの外壁メンテナンス、街路樹の剪定、そして台風や地震のあとの復旧作業まで——。普段あたりまえに使っている電気やインターネットの裏側には、アイチコーポレーションの作業車があるといっても決して大げさではありません。

では、なぜそこまで選ばれ続けているのでしょうか?その秘密は、徹底した「現場目線のものづくり」にあります。

たとえば、電線工事で最も怖いのが感電事故です。アイチの高所作業車では、作業員が乗るバケット(作業台)に絶縁性の高いFRP樹脂を採用し、万が一のリスクを大幅に軽減しています。また、ブーム(アーム部分)には鉄板を六角形に成形する独自の設計を施して強度を高めるなど、安全性と耐久性の両方を追求しています。

品質管理でもISO9001を早期に取得し、建設機械業界で初の2年保証を導入。さらに「澁澤賞」を2020年・2022年・2023年と立て続けに受賞しており、業界内でもその技術力は高く評価されています。ひとつひとつの積み重ねが、「やっぱりアイチ」という現場の信頼を築いてきたのですね。


高所作業車だけじゃない?「軌陸車」を手掛ける技術力!

アイチコーポレーションの技術力がよくわかるのが、「軌陸両用車(軌陸車)」という少しユニークな製品です。これは何かというと、普通の道路も、鉄道の線路の上も、どちらも走れてしまう特殊な作業車両なんです。踏切から線路に乗り入れて、レールの上を移動しながら高所作業を行うことができます。

ちわわん
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この軌陸者は、乗り物好きの子供たちに人気なんですよ!

鉄道の架線(電車に電気を送る電線)の点検や修繕は、電車が走らなくなる深夜の限られた時間帯に行われます。「いかに短い時間で、安全に、確実に作業を終わらせるか」——まさに時間との勝負です。アイチの軌陸車は、こうしたシビアな現場で頼りにされている存在です。

代表的なモデルの「スカイマスター LK17M1FS」は、最大地上高17.4m、最大作業半径13.3mというワイドな作業範囲を持ち、線路の上からだけでなく軌道の外側にある設備にも手が届く設計になっています。一方、新型のコンパクトモデル「LK12C1FN」は、地上高12.1mの性能を保ちつつ車両の総重量を抑えた、機動力と実力を兼ね備えた一台です。

そしてもうひとつ、番組でも注目されているのが「把持式穴掘建柱車」。これはリモコン操作で1トン近い電柱をつかんで建て直すことができるという、なんともパワフルな作業車です。台風で倒れた電柱の復旧や、災害現場での倒木除去など、危険な作業をより安全に、より少ない人数でこなせるようにしてくれます。

こうした災害復旧への取り組みを、同社では「CAS(Connecting Aichi Support)」と呼んでいます。「そなえる(体制づくり)」「つくる(車両・装備の開発)」「つながる(情報共有のしくみ)」の3本柱で、平時の準備から災害時の対応までを一貫してサポート。全国200か所以上のサービスネットワークで24時間対応できる体制も整っており、「いざという時に頼れるパートナー」として、電力会社やインフラ企業から厚い信頼を得ています。


中澤俊一社長は「現場のプロ」!その経歴は?

2025年6月に代表取締役社長に就任した中澤俊一(なかざわ・しゅんいち)氏は、1967年生まれの群馬県出身。1990年に神奈川大学第二工学部を卒業し、愛知車輌(現アイチコーポレーション)に新卒で入社しました。

中澤社長の経歴を見てまず感じるのは、「ずっと現場の技術に向き合ってきた人なんだな」ということです。入社してからの長いキャリアの大部分を研究開発の世界で過ごし、新しい作業車の開発や新機能の実験を繰り返してきました。2015年に研究開発部長、2017年には商品開発部長も兼務し、アイチの「ものづくりの中枢」を担ってきた人物です。

その後、2020年に理事、2021年に常務役員、2024年に取締役・常務執行役員と着実にステップアップし、2025年6月の株主総会を経て代表取締役社長に就任しました。前任の山岸俊哉氏からバトンを受け取った形です。

社長就任後のインタビューでは、東南アジアや欧州といった海外市場の開拓に積極的に挑む姿勢を見せています。2026年に稼働した高崎工場による3拠点再編で生産性を4割向上させ、「世界シェア10位以内」を目指すという力強い目標も掲げています。

研究開発ひとすじで現場を知り尽くしたリーダーだからこそ、「何をつくれば現場の人が助かるのか」を誰よりもわかっている。そんな中澤社長のもとで、アイチコーポレーションがどんな進化を見せてくれるのか、楽しみですね。


トヨタグループ基準の福利厚生・年収とは?

「実際に働くとしたら、待遇ってどうなの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。アイチコーポレーションは、長年トヨタグループ(豊田自動織機の子会社)として運営されてきただけあって、福利厚生はかなり手厚い印象です。

まず住まいの面では、上尾事業所と新治事業所には社有の社員寮(独身男性向け)があり、女性社員や寮のない事業所で働く方は借り上げ社宅を利用できます。通勤交通費も全額支給です。

保険面も心強く、豊田自動織機のスケールメリットを活かしたオリジナル保険制度「ニューハッピープラン」があり、生命保険と損害保険を組み合わせた充実の内容。トヨタグループの団体割引が適用される自動車保険も利用できます。

将来のお金のことも安心できそうです。従業員持株会(会社からの奨励金あり)、財形貯蓄(住宅・一般・年金の3種類、会社補助あり)、確定給付企業年金(DB)、確定拠出年金(DC)と、資産形成のための選択肢がしっかり用意されています。

働き方の面では、コアタイム10時〜15時のフレックスタイム制を導入。育児短時間勤務は子どもが小学6年生になるまで使えるという手厚さで、育児休業からの復帰率は100%を達成しています。年次有給休暇とは別に「あんしん休暇」という有給の特別休暇もあり、病気の療養や介護、ボランティアなどに活用できるそうです。マイナビの情報によると有給休暇取得率は87.1%、年間休日は126日。家族手当や結婚・出産・入学時の祝金、勤続10年・20年・30年の特別表彰・休暇制度なども整っています。

そして気になる年収ですが、有価証券報告書(2025年3月期)によると、平均年収は約657万円(平均年齢43.9歳、平均勤続年数19.3年)となっています。口コミサイトでは310万〜750万円と幅がありますが、これは年齢や職種、等級によって変わるためです。同業種の平均と比べても同水準かやや上回るレベルで、充実した福利厚生まで含めて考えると、実質的な待遇はかなり恵まれている部類に入ると言えそうです。

まとめ 日本のインフラを支える隠れたヒーロー企業だった!

アイチコーポレーションは、1962年の創業以来60年以上にわたり、「機械化による安全な作業環境の創造」という理念を貫いてきた企業です。高所作業車で国内トップシェアを誇り、電力・通信・鉄道といった日本のインフラを文字通り足元から支えています。

FRP樹脂を用いた絶縁バケットや六角形ブームの独自設計、踏切から線路に乗り入れる軌陸車、リモコンで電柱を建て直す把持式穴掘建柱車——。一つひとつの製品に、「現場で働く人の命を守りたい」という創業者の想いが息づいています。

研究開発畑出身の中澤俊一社長のもと、2026年には新たな高崎工場が稼働し、伊藤忠商事との資本業務提携により海外展開も加速しています。国内トップの地位に安住することなく、世界シェア10位以内を目指すという攻めの経営姿勢にも注目です。

台風や地震のたびに、倒れた電柱を直し、切れた電線を復旧し、私たちの暮らしを一日でも早く取り戻すために働いている人たちがいます。その最前線で使われているのが、アイチコーポレーションの作業車です。まさに「日本のインフラを支える隠れたヒーロー企業」と呼ぶにふさわしい存在ではないでしょうか。

2026年4月25日(土)18時からのテレビ東京系列「知られざるガリバー」をぜひご覧ください!

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