「野崎さんが、なぜか鳥取県庁にいる」——2026年8月末、そんな一枚の写真がSNSで大騒ぎになりました。
黒スーツに白シャツ、無精ひげをたくわえ、県庁の階段でポケットに手を突っ込んでキメる渋い男性。TBS系日曜劇場「VIVANT」で阿部寛さんが演じる公安・野崎守に、あまりにそっくりなのです。鳥取県広報の公式Xがこの写真とともに職員採用を告知したところ、「一瞬本物かと思った」「県庁に潜入捜査してると言われても信じる」とコメントが殺到。表示回数は100万回を超え、報道によっては148万回超とも伝えられる大バズりとなりました。
「この人、いったい誰?本当に阿部寛さんじゃないの?」——そう気になって検索した方も多いはずです。結論からお伝えすると、ビバン野崎そっくりの正体は、鳥取県広報課の松田健さん(41)。身長182.5cmの長身職員で、実は「阿部寛に似てる」と言われ続けてきた”やんわり阿部寛”歴20年のベテランなんです。
この記事では、松田さんがなぜここまで似ているのか、話題になった投稿の中身、本人の驚きのコメント、そして鳥取県の巧みな広報戦略まで、報道された情報をもとにまるっとまとめました。

「一瞬本人かと思った!」という声、私も最初の投稿を見たときまったく同じ反応でした。ただの偶然ではない、鳥取県の”仕込み”の妙もあわせてお伝えしますね。
VIVANT野崎そっくりの正体は鳥取県職員・松田健さん
話題の発端は、鳥取県広報の公式Xアカウントが2026年8月28日に投稿した、職員採用の告知でした。そこに添えられていたのが、阿部寛さん演じる公安・野崎守にうり二つの男性の写真。この投稿が一気に拡散し、大きな反響を呼びました。
写真の男性こそ、鳥取県広報課の松田健さん。2025年に日吉津村から鳥取県へ出向している職員で、ふだんは県政の動きや重要施策を県内外に発信する広報の仕事を担当しています。黒スーツに白シャツ、ヒゲをたくわえた渋いたたずまいで、県庁内の階段とみられる場所でポケットに手を突っ込みポーズを決める姿は、確かに「野崎、県庁にいる説」を信じたくなる完成度でした。
松田健さんの基本情報
報道で確認できた松田さんのプロフィールを整理すると、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 松田健(まつだ けん)さん |
| 年齢 | 41歳 |
| 所属 | 鳥取県広報課 |
| 身長 | 182.5cm |
| 経歴 | 2025年に日吉津村から鳥取県へ出向 |
| 職務 | 県政の動き・重要施策の広報 |
ちなみに阿部寛さんの身長は189cmとされているので、松田さんと約6.5cmの差。それでも182.5cmは十分な長身で、あの雰囲気を再現するには申し分ない体格です。
「20年のやんわり阿部寛」松田さんはなぜそっくりなの?
松田さんは、今回突然そっくりだと言われ始めたわけではありません。日刊スポーツの取材によれば、以前から「阿部寛に似てる」と時折言われてきた、いわば「やんわり阿部寛」歴20年のベテランなのだそうです。
彫りの深い端正な顔立ち、182.5cmの長身、そしてヒゲを蓄えたときの渋い雰囲気。こうした要素が重なって、阿部寛さんの空気感をまとうことができるようです。今回の撮影では、作中の野崎に寄せるため1週間ヒゲを伸ばして臨んだとのこと。準備の手軽さも、20年培った”素材の良さ”あってこそと言えそうです。
阿部寛さんとの顔立ちの共通点
報道や投稿写真から見える共通点をまとめると、彫りの深い顔立ち、無精ひげ、そして着崩したスーツ姿という三点が挙げられます。この「渋い大人の男性」の組み合わせが、野崎守のクールな印象と重なるわけですね。

「20年言われ続けてきた」というのがポイント。にわか仕込みではないからこそ、あの自然な佇まいが出るんだろうなと納得しました。
3. 大反響!バズった職員採用告知投稿とは?
肝心の投稿内容を見てみましょう。鳥取県広報の公式Xは、次のような文言で職員募集を告知しました。
「『俺にふさわしい仕事をよこせ!』『俺をトトリーの幹部にしろ!』なんて意気込みを持つあなた、鳥取県職員試験の募集をはじめました!」
そして野崎そっくりの松田さんの写真に、「(写真は県庁内でVIVANTごっこをしてる野崎っぽい県職員)」というひとことを添えたのです。ドラマの世界観をなぞりつつ、しっかり採用情報へ誘導する。この絶妙なさじ加減が、多くの人の心をつかみました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 投稿日 | 2026年8月28日 |
| 投稿主 | 鳥取県広報 公式Xアカウント |
| 表示回数 | 100万回超〜148万回超(報道により幅あり) |
| いいね数 | 1.4万〜2万前後(報道により幅あり) |
| 写真の説明 | 「県庁内でVIVANTごっこをしてる野崎っぽい県職員」 |
※表示回数やいいね数は、報道した各メディアの取材タイミングによって数字に幅があります。反響が広がるにつれ増加していったとみられます。
投稿への反応
コメント欄には、驚きと称賛の声が殺到しました。「こういうのを見るために我々はXをやっている」「似てる似てる」「鳥取県庁に潜入捜査していると言われても信じる」「いや本人でしょ?」「一瞬見間違えた」「絶妙に背が低いのが最高」「無駄にクオリティが高い」といった声が並び、そのユーモアと完成度の高さが幅広く受け入れられたことがうかがえます。
バズった理由の分析
これほど拡散した背景には、いくつかの要素が重なっています。まず、放送中の「VIVANT」自体の圧倒的な人気と、野崎守というキャラクターへの注目度の高さ。次に、硬くなりがちな職員採用の告知を、時流に乗せてキャッチーに仕立てた発信の工夫。そして、若い世代にも確実に届くSNSという舞台を選んだこと。この三拍子がそろったことで、投稿は一気に多くの人へ広がっていきました。
鳥取県職員・松田さんが登場するVIVANT関連の広報活動
実は松田さん、今回が初登場ではありません。雰囲気が阿部寛さんにそっくりということで、これまでも県や市町村のVIVANT関連イベントには”必ず”顔を出してきた、鳥取県のVIVANT広報の顔とも言える存在なのです。
報道によれば、日南町のイベントでは挨拶までこなしたとのこと。今回の採用告知は観光課からの「似てる」というオファーもあり、課をまたいで一肌脱いだ形だったそうです。
鳥取県がVIVANT関連で展開している広報戦略
鳥取県のVIVANT活用は、単発の思いつきではありません。第1シーズンが放送された2023年、劇中の砂漠シーンが鳥取砂丘を連想させると話題になったことをきっかけに、平井伸治知事を中心とした「VIVANTごっこ」キャンペーンがスタート。知事自らVIVANTの登場人物に扮したPR動画を公開したり、鳥取砂丘のビジターセンター周辺を盛り上げたりと、ロケ地イメージを観光PRに結びつける取り組みを続けてきました。松田さんの登場は、その流れの中にある”最新の一手”というわけです。

VIVANTごっことは、考えましたよね!まるでパロディなことを鳥取県が真面目にやっているところ、本気具合が伝わります。
松田さん本人もびっくり!?「今までに感じたことない驚き」
これだけの反響を、当の本人はどう受け止めているのでしょうか。松田さんはメディアの取材に対し、率直にこう語っています。
「今までに感じたことない驚きというか…とにかく驚いています」
長年「似てる」と言われてはきたものの、ここまで大きな話題になるのは想定外だったのでしょう。なお、放送中の「VIVANT」については仕事に追われて「ちゃんと見られてない」と明かしており、忙しい広報の日常が垣間見えます。
ちなみに、TBS系列の報道では、松田さんの娘さんがテレビに映る阿部寛さんを見て「パパだ」と言ったというエピソードも紹介されていました。家族も認めるそっくり度、というわけですね。
なお、現在の松田さんはヒゲをそり落としているため、町で「野崎だ!」「阿部寛だ!」と声をかけられることはないそうです。話題になったあの姿に会えるのは、次のイベントのお楽しみかもしれません。

松田さんは、野崎さんの依頼があるとヒゲを1週間かけて伸ばすそうです。
鳥取県庁広報課の優秀すぎる戦略
今回の投稿が優れているのは、”面白いだけ”で終わっていない点です。松田さんによれば、県広報のXに登場したのは、職員採用のような「お堅い印象」のポストを、キャッチーな内容に転じるためだったといいます。
県政の情報は、どうしても硬く、まじめな内容が多くなりがち。ホームページや広報誌だけでは、若い世代にはなかなか届きにくいのが現実です。そこで、多くの人に見てもらいたい採用情報を、いま話題のドラマと掛け合わせて発信する。時流を取り入れ、視覚的なインパクトを効かせ、既存メディアと併用する——この工夫が、結果として爆発的な拡散につながりました。
自治体のSNS運用として、「まじめな情報を、いかに楽しく届けるか」という課題への、ひとつの好例と言えるでしょう。
まとめ:「まるで野崎さん」な人は、鳥取県職員の松田さんだった!
最後に、今回の大反響を支えた要素を整理してみましょう。
第一に、放送中の「VIVANT」と、野崎守というキャラクターの圧倒的な人気です。ちょうどドラマが盛り上がっているタイミングだったからこそ、多くの人の目に留まりました。
第二に、松田さんの「やんわり阿部寛」歴20年という、付け焼き刃ではない本物のそっくり度。長年培われた雰囲気があるからこそ、あの自然な佇まいが生まれました。
第三に、硬くなりがちな県政情報や職員採用の告知を、時流に乗せてキャッチーに仕立てた鳥取県広報の工夫。そして第四に、世界トレンド上位を賑わせるドラマの盛り上がりと、投稿のタイミングが見事に噛み合ったこと。これらが重なり合い、「予想を超える驚き」として多くの人に届いたのです。
このバズが意味するもの
松田さんの一件は、自治体広報の新しい可能性をはっきりと示しました。エンタメと情報発信は相性がよく、うまく掛け合わせれば、これまで届かなかった若い世代にもメッセージが届きます。まじめさとユーモアは、決して対立するものではありません。鳥取県はそれを、ひとりの職員さんの”渋い一枚”で軽やかに証明してみせました。次はどんな「VIVANTごっこ」を見せてくれるのか、鳥取県広報の今後の発信にも注目していきたいですね。

硬い情報も、ちょっとの遊び心で一気に身近になる。別班鳥取の投稿は、そんなことを教えてくれた気がします。鳥取に行ったら、砂丘で「VIVANTごっこ」してみたくなりました!
※本記事は、日刊スポーツ、TBS NEWS DIG(BSS山陰放送)、読売新聞、中日新聞、ENCOUNT、オリコンニュース等の報道内容をもとに構成しています。表示回数やいいね数などの数値は、各メディアの取材タイミングにより差があります。最新情報は公式発表をご確認ください。


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