「資さんうどん」は、なんて読むの?と疑問に思いませんでしたか?実は、「しさんうどん」と読んでしまいそうになりますが、「すけさんうどん」と読みます。これは、創業者の大西章資(しょうじ)氏の名前の一文字を取って名付けられた屋号だそうです。
資さんうどんは、北九州で生まれ、約50年愛されている福岡県民のソウルフードなんです。
「ふにゃもち」食感のうどんと黄金の出汁が特徴で、福岡を離れた人が、亮さんのうどんが恋しくなり「資さんロス」におちいるという現象まで生まれました。
しかし、今、この資さんうどんが関東や関西へ進出し、オープン時には連日、行列ができ話題となりました。
地元を離れ「資さんロス」難民として苦しんできた人たちが、「資さんうどんがついに近所で食べられる!」とオープンに殺到しました。
また、「この熱狂は何?」とこれまで資さんうどんを知らなかった人たちにもその魅力が伝播しています。
今や資さんうどんは「北九州のうどん屋」から「日本全国の食のトレンド」へと進化を遂げようとしています。
この記事では、この「資さんうどん」の人気の秘密や地元民が愛する「肉ごぼ天うどん」だけでなく、なぜ資さんうどんに沼ってしまうのかの秘密を深掘りし、その魅力を余すことなくご紹介します!
この記事でわかること👀
☝️資さんうどん誕生秘話
☝️九州のソウルフードが全国へ!
☝️行列の秘密!資さんうどんの人気メニューとは
☝️資さんうどんに「沼る」3つの仕掛け
資さんうどん誕生秘話
創業者の大西章資氏は、もともと無線機修理の会社に勤めていました。しかし、旅先でダイビング仲間から北九州市戸畑区にあった「まるやすうどん」の譲渡を持ちかけられたことがきっかけでした。
しかし、1971年に譲り受けたそのお店の経営は赤字だったそうです。大西氏にうどん作りのノウハウはありませんでしたが、奥さんと二人三脚で、試行錯誤を重ね約2年がかりで出汁を開発し、納得のいく味を完成させたのです。
そしていつの間にか繁盛店となり、1976年に、自身の名前から1文字とった「資さんうどん」1号店をオープンさせました。
九州のソウルフードが全国へ!
資さんうどんは、1976年に北九州市戸畑区で開店以来、北九州市民のソウルフードとして根付いてきました。現在、九州を中心に80店舗以上出店していますが、その半数ほどは今も福岡県内にあります(2025年9月現在)。
2024年からすかいらーくグループの傘下となり、2026年には149店舗になる予定(2025年9月時点の情報)と、今まさに全国展開を加速させているチェーン店です。
社長の佐藤氏は、「北九州の資さん」から「九州の資さん」へ、そして「世界で愛される資さん」という未来を描いているそうです。
行列の秘密!資さんうどんの人気メニューとは
資さんうどんは、うどんだけでなく、そば、丼もの、おでん、甘味など、なんと100種類以上の豊富なメニューを取り揃えています。
その中で断トツ人気のNO1は、「肉ごぼ天うどん」です

「肉ごぼ天うどん」の魅力
魅力その1 唯一無二の麺
麺は柔らかめですが、煮込んでクタクタになっているわけではなく、表面がツルッとしていて、中はふっくらモチっとした食感が特徴です。丸亀製麺のキュッとしまった麺に慣れ親しんでいた私でも、これはクセになってしまいました。出汁がほどよくしみ他にはない喉越しです。
魅力その2 出汁(だし)と肉
九州のうどんならではの甘みのあるお出汁が特徴です。創業者の大西氏は、「(うどんは)出汁が命。作り立てでないとおいしくない」とこだわりをもっていたため、資さんうどんは出汁を工場で一括生産するのではなく、各店舗で手作りしているんです。
そしてお肉は柔らかく甘辛く味付けされていて、甘みのあるお出汁のアクセントになり、食欲が進みます。
魅力その3 サクサクにごぼ天
特に驚くのが、このごぼ天の美味しさです。長めにカットされたゴボウがサクサクに揚がっていて、それを出汁が染み込む前に食べたり、出汁をわざと染み込ませたりしながら食感を楽しめます。通な方は、ごぼ天を別皿にして注文するようです。ゴボウは、3本か5本を選ぶことができます。
欲張りさんに最適!「しあわせセット」
資さんうどんのメニューで、おすすめを全部食べたい人に嬉しいのが「しあわせセット」です。
うどん、丼、そして名物のぼた餅も楽しめるんです。これは結構な量かと思いますが、案外食べられてしまいます。
どんぶり人気NO1!「カツとじ丼」
うどんチェーン店でありながら、どんぶりメニューの中で人気ナンバーワンに輝くのが、「カツとじ丼」です。ボリューム満点で、全体的に味がしっかりしている中にも、どこか甘味を感じるのが特徴です。これも出汁の甘みかもしれません。
資さんうどんに「沼る?!」3つの仕掛け
沼る仕掛け その1 うどん屋なのに名物が「ぼた餅」
資さんうどんは、ごぼ天うどんや肉うどんが人気ですが、実は「ぼた餅」も名物メニューとして有名なんです。創業者の大西氏がぼた餅を好きだったことも関係しているようです。
北海道産の小豆100%で作られた粒あんは舌触りがよく、もちもちとしたお餅と相性抜群です。甘さ控えめで、「何個でも食べられそうなくらい美味しい」と思ってしまうくらいです。「幸せセット」のように、食後にぼた餅を食べるのが多くのファンの定番となっています。テイクアウトができるので、自宅でも楽しむことができます。
甘みのある黄金の出汁
資さんうどんのお出汁は、工場で作られずに各店舗で毎日手作りされています。
さば節、昆布、椎茸などの厳選された素材をじっくりと煮込み、旨みを凝縮させ手間暇をかけて作られています。やや濃いめの味付けと、甘さが残る風味が特徴です。まろやかでどこか懐かしさを感じる「ホッとする味」で、多くの人に愛されています。私も初めてこのお出汁を飲んだ時に「優しい味!」だけど出汁がしっかり聞いた味で感動しました。
出汁の旨さを存分に味わえるのは、うどんだけでなくおでんもおすすめです!
驚きの無料サービス
私が特に好きなのが、無料のとろろ昆布かけ放題です。通常のうどん屋さんだと無料のトッピングは揚げ玉やネギが多いのですが、資さんうどんではこのとろろ昆布が置いてあるんです。
うどんの上にひとつまみのせると、出汁が染みて味にアクセントついてとても美味しいのです。
出汁には当然昆布も入っているのですが、とろろ昆布をのせることで、昆布の香りが2重になり幸せな気持ちになります。
まとめ
☝️資さんうどんは、知人から譲り受けたうどん店から始まった!
☝️九州のソウルフードがすかいらーくグループの傘下となり、全国区へ。
☝️行列の秘密!資さんうどんの人気メニューは、なんといっても「肉ごぼ天うどん」
☝️資さんうどんに「沼る」3つの仕掛けは、ぜひお店に行って確かめてほしい!
いかがでしたでしょうか?資さんうどんの魅力はまだまだこれだけではありません。
ぜひお店に足を運んでみて、あの出汁の美味しさを体験してほしいです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。



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